神奈川県平塚市に1園、秦野市に1園の幼稚園を擁し、それぞれの地域社会に根差した豊かな幼児教育を推し進める平塚学園。
その教育の歴史は昭和17年、平塚女子商業学校の創立によりスタートしました。当時から人間育成における幼児教育の重要性を説いてきた創立者・大澤辰治は、同校において女子教育に打ち込むかたわら、昭和25年に松風幼稚園(旧平塚学園幼稚園)、昭和29年に花水幼稚園、西秦野幼稚園を設立。さらに昭和26年に平塚学園商業高等学校を男女共学校に改革し、今日の普通科3コースを有する平塚学園高等学校に発展させることで、幼児教育から高等学校教育へと至るより体系的な人間育成環境を創造してきたのです。
現在、本学園の2つの幼稚園では、国際化・高度情報化が進む社会環境と、それぞれの地域・家庭環境をふまえながら、園児の立場に立って熟慮した柔軟かつ計画的な3年保育を推進しています。
【教育方針】
- 遊びを通して柔軟な思考力を養い、子ども自身の中から自発的に自然と知的好奇心があふれてくるのを見守る。
- 基本的な生活習慣をしっかり定着させ、集団生活に参加する態度を養い、さまざまな活動を通して想像力を伸ばし、社会ルールを覚え人と協力することの大切さを知り、思いやりの心を養う。
【教育目標】
幼稚園教育要領の基本方針に基づき、本園の地域性や幼児の実態、教育環境を考慮して心身共に健全な調和のとれた幼児の育成に努める。
【教育指導の基本理念】
●命の大切さを学ぶ
●楽しく美しい思い出をつくる
●健康を促進する
●人の話を聞く
そして、これらの理念を実践するため、造形や音楽、体操などのカリキュラムはもちろん、多彩な季節行事や、学園バスを利用しての園外保育の経験や体験を通して、園児ひとりひとりの個性と知性の育成に力を注いでいます。
その奥行きある実践教育は、私立幼稚園ならではの独自性と、70年以上にわたって培われてきた人間育成のノウハウを抜きに得られるものではありません。毎年、多くの園児たちを迎え、健やかに育った園児を送り出す中で、教員一同、本学園の教育理念の深さと正しさを繰り返し実感しています。